2008年8月27日水曜日

これが私の選択

現状に対し、ついに切札を使った。
自分に不備はない。

発動すれば確実にかつ即座に効果を発する劇薬。
同時に自分にも途方もない徒労感をもたらす。
今まで育てた、あらゆる努力を徹底的に破壊する行為ならば。
からくも、勝利するだろう。

そうでなければ、 我々は法の元にいないと断言できる。
痛みのあまり、蹲りそうになる私は、確に昨日の私より弱っている。
今しかない。
切札を使うのは。

今を逃せば、私はもはや、自分と言う存在を見失い、二度と戻ることはなくなっていたであろう。
という、自己正当化。
最悪の自己防衛。

2008年8月23日土曜日

Last Roman(幻想終焉)

ボクヲウシナッタコノセカイデ、キミハナニヲオモウ?

言葉で伝えられる想い、想像されうる有形だけが全てのこの世界では、
空想(ソラエゴト)に一体どれほどの意味があるのか。
幻想を翼に旅立つ子どもの無邪気さも今では害悪である。
凡ては姿(カチ)ある誰かのために。力(カネ)ある誰かが真の正義である。

あぁ、力なき我が左手は得も知れぬ何かを求め虚空をかきむしる。
そのとき、何かを掴んだ!
あぁ、それは私の右手だ。私が、私の左手が私の右手を握ったのだ。
そんなありふれた、誰にでも出来る常識でさえ、今の僕には奇跡。
なんということだ。僕にはもう右と左の空間を把握する力も失せた。

生きるという、生命としての当然の活動。
そのために必然となる行動。
そんな分かりきったことが出来なくなりつつある現在。


ボクハダレダ?
キミハドコダ?


あの頃手に持っていた暖かい何かが分からなくなって、総てを手放した。

今になって気付いた。
あれが、あれこそが僕の全て。僕の生きる全て。
僕が新しい僕になるために擲った命。


あぁ、であるならば、私は誰だ?僕は一体誰になったのか?
僕は、幻想となり、この世界から消え去ろう。もう一度、僕になるために。
君の識っていた僕になるために。
僕は今にも消え去るだろう。
失われた存在は、ただ過去の亡霊はしかるべき時に還ろう。







私は僕を忘れはしないだろう。
しかしそこにもう僕はいないのだ。
幻想は消えた。
如何に生きるべきか。

そうか。

過去との会合は私にとって最後の幻想だったのだ。
思い出を抱いて私は死ぬ。
それは明日かも知れない。いや、遥か遠い未来かもしれない。
僕が僕として生き、そして散ったように、私もまた、私を求め生きていくのだろう。
いずれ私自身が幻想となるために。


とまあ、自分にしかわからない暗号のような何かを残して何がしたいのかわかりません私です。
もうだめですね。